2009年11月初旬、我が家のファミリーになりました。
吉祥寺・井の頭公園の階段でうずくまっているところを保護されたあと、その公園入口にある「ドナテロウズ・カフェ」のオーナーさんの仲介で譲り受けたのでした。放浪中の食事とストレスでひどい下痢症状がありました。保護された方の看護とドナテロウズのオーナーさんの手厚い看護と獣医につれていって下さったおかげで、譲り受けたときはほとんど回復していました。
　「ドナテロウズ・カフェ」のオーナーさんは、この地域のノラ猫の保護、救済、里親捜しなどに尽力され、お店を猫の譲渡会にも開放されています。

グーは日常ブラッシングをしていてもひどい毛玉が体中に定期的に発生する。これができると、もうどうすることも出来ない。ブラッシングしようとすると、容赦ないキックとひっかき攻撃を受ける。甘えたいときにはオモチャの子猫のような鳴き声で甘えてくるのに、このときばかりは「暴れん坊将軍」に変身する。君のためにやっているんだけどな〜〜。

ある朝、家内の叫び声で目が覚めた。「グーが外に出てる！」え〜〜！！　庭に面したリビングの網戸がこじ開けられていた。その日の夜のひどい熱帯夜をしのぐのにガラス戸を少し開けて網戸にしたのが失敗だった。グーがまた放浪に行ってしまったのかと焦って庭に出て行くと、以外にもお隣さんの庭にしゃがみこんでいるグーを見つけた。どうしたら良いのかわからなくなり困ったような顔つきをしてこちらを見ていた。助けを求めているようにも見えた。あせる気持ちを抑えて、いつものようにやさしい口調で呼んでみると、すぐに近寄ってきた。逃げようとすることもなくすぐに保護することが出来た。夜中から庭に出ていたとすると、6時間以上は外にいたことになる。前の飼い主さんからは脱走したのか、事情があって捨てられたのかは不明だが、放浪癖はありそうだ。遠くに行かなかったのは井の頭公園で経験した悲惨な記憶がまだあったのかな？